vol.136

平成23年10月30日

Vol.135/Vol.137

季節の移ろいは早いもので、公園内もすっかり秋の風景
となってきました。間もなく落ち葉が舞い散る時となり、
冬に向けての準備が始まります。私たちも、自然の営みの
中で暮らす者として、自然を守り、共存していくことにつ
いて考え続けたいものです。
 
☆最近のニュース☆パート1
公園内の花壇を、11月に入って早々に植え替えを予定し
ています。春に咲くチューリップの球根を植えたり、冬に
咲く花の準備が始まります。ネットを張るなどして植物を
守る作業をしますが、皆様にはどうぞご理解とご協力をお
願いします。
 
☆最近のニュース☆パート2
去る10月23日(日)に「陽だまりコンサート」を開催しま
した。大勢の皆様とともに、自然の風景をバックとして素
晴らしい音楽に身を任せるひとときとなりました。陽だま
りコンサートも10回を数え、応援し
てくださる皆様に感謝申し上げます。
また、当日は震災被災地への募金にご
協力をいただきました。温かいお気持
ちに深くお礼申し上げます。11月6日(日)には、「防災体
験」を開催します。震災時には、地域の公園で共に助け合
うことで、早い復興を目指すことができると思います。
そのために、日頃の訓練を大切にしたいと思いますので、
皆様お誘いあわせのうえ、是非ご参加ください。

Vol.36
ゲンノショウコ[現の証拠]
フウロソウ科、多年草草丈:30〜60cm
花期:夏〜秋分布:日本全国
場所:山野の道端や空き地
民間の下痢止めとして有名。かむとすぐ効き目が現れ
ることから「現の証拠」の意。茎や葉には毛があり、上部
の茎、葉柄、花柄、がくには腺毛がある。葉は掌状に5裂。
芽生えの頃、毒草のウマノアシガタに似るので注意。
はえる場所もほぼ同じ。上部の葉は3裂、約1cmの5弁花をつける。
花色は白〜濃紅色、白花には紅の、紅花には青紫色のすじが入る。
東日本には白、西日本には紅が多い。別名ミコシグサは実の形のおもしろさから。
 
ヒカゲノイノコズチ[日陰猪子槌]
ヒユ科、多年草草丈:50cm〜1m
花期:夏〜秋場所:山野、道端分布:本州〜九州
道端の日陰にはえる。茎は四角形で直立。枝は対生し
節の部分が太く赤みを帯びる。葉は長さ15〜20cmで先
がとがり対生して有柄、長楕円形で薄く両面に寝た毛
が散生する。枝先に穂状花序を伸ばし淡緑色の花を横
向きに多数咲かせる。花被片は5個で花弁はない。果
期には花が斜め下を向き外側にある3個の小苟が針の
ようにとがり、花被片と果実を包む。動物の体などについて種子を散布。別名にフジダカ、
コマノスネ、ウマノヒザがあり、多くの方言名もある。漢方では根を乾燥し浄血、利尿、
強精剤として利用される。
 
ユリオプスデージー
キク科、半耐寒性常緑宿根草
花期:11〜4月草丈:60〜80cm
冬中割き続けるコンテナ栽培向きの花、舌状花、管状
花とも色鮮やかな黄色い花がたくさん咲く。灰緑色の
葉とのコントラストも美しく、厳寒期の花として貴重な存
在である。寒さは苦手だが、直接霜にあてなければ枯れ
ない。日向以外では草姿が乱れ、花色があせるので、
日陰での栽培はむかない。
 

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