vol.132

平成23年6月10日

Vol.131/Vol.133

けやきの公園のアジサイもほぼ咲き終わり、春から夏の花が
ぐんぐん大きくなってきています。開園当時から、花壇の中の
ガレキなどに工夫を重ねながら育ててきた草花も、今では花壇
の中で溢れるほどに枝や葉を伸ばしています。そしてまた、地
域の皆様に少しでも癒しの空間として愛される公園でありたい、
という願いがスタッフの元気の源でもあるのです。
 
☆最近のニュース☆パート1
去る6月5日(日)に、緑のカーテン講
習会&第11回ハーブティのつどいが開催さ
れました(主催:地球温暖化防止活動推進
協議会共催:グループけやき・花づくりグ
ループさくらの会)。当日は、初挑戦するかたを含めて、40
名の皆様が集まりました。講習会では、ゴーヤの苗を使って、
土作りや網の張り方、苗の移植や育ってきた後の枝の伸ばし方な
ど、実演と説明がありました。参加者からは、質問も出されて、
終わる頃には、頑張って育てよう!という意識が高まり、熱々の
ハーブティを飲みながら情報交換をしました。
大震災の影響だけでなく、これからは、限られたエネルギー資
源を大切にし、地球温暖化を防止するために、自然との共生をし
ていく工夫が求められます。益々広がりつつある緑のカーテン運
動に是非参加してみませんか?

Vol.32
ヒルザキツキミソウ[昼咲月見草]
アカバナ科、多年草、草丈:30〜60cm、葉互生
花期:5〜7月、分布:北アメリカ原産
夜だけでなく、昼間も花を開いていてツキミソウ
似ていることによる。大正末期ごろ観賞用に渡来し
た。茎には白い短毛があり茎の下部は木質化する
ことが多い。葉は長さ5〜7cmの綿状披針形でふち
には浅い鋸歯がある。茎の下部の葉は羽状に浅く
避ける。花は淡紅色で直径約5cm、つぼみのときは
下を向いているが開くと上を向く。しぼむと紅色になる。果実は刮ハだが、日本では結実し
ない。
ムシトリナデシコ[虫捕撫子]
ナデシコ科、1〜2年草、草丈:30〜60cm、葉対生
花期:5〜6月、場所:道端、河原
分布:ヨーロッパ原産
日本には江戸時代に渡来した。庭植えや切花用
にするが、道端に野生化しているのも見かける。
全体に粉白色を帯びる。葉は長さ3〜5cmの卵状
披針形、花は直径約1cmで蜜に集まって咲く。
色は紅色又は淡紅色、まれに白色もある。対生す
る葉の下部に粘液が分泌されて、アリやアリマキがくっついて捕られるので、ムシトリの名
がついた。植物にとっての害虫駆除に役立っていると考えられる。属名はナデシコ属では
なくマンテマ属の植物である。
ニワゼキショウ[庭石菖]
アヤメ科、多年草、草丈:10〜20cm、葉根生
花期:5〜6月、場所:公園、庭、道端
分布:本州〜沖縄、北アメリカ原産
和名は、庭先に生えて葉がセキショウ(サトイモ
科)に似ているため。明治中期に渡来し、各地に広
く帰化している。日当たりを好む。茎は扁平で、ご
く狭い翼がある。葉は幅2〜3mm、茎の先に細い花
柄を出し、小さな花を次々に開く。直径約1,5cmで
一日でしぼむ。花被片は紫、又は白紫色で濃い色のすじがあり、花の中心部は黄色、
刮ハは直径約3mmの球形。ナンキンアヤメの名で親しまれている。また白花で草丈も
20〜30cmのオオニワゼキショウもある。

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