vol.131
平成23年5月7日
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けやきの公園
にも、いよいよ新緑の季節がやってまいりました。
東日本大震災に見舞われた地方でも、自然の営みの偉大な働きに、
人々が多くの癒しをもらい、元気の源になっているようです。
この地域に暮らす私たちも、時には、公園に咲き乱れ、それぞ
れの個性を精一杯見せてくれている草花に触れて、大きな自然に
抱かれている生命を実感する機会にしていきたいですね。
☆最近のニュース☆
パート1
去る
4月10日(日)に、けやきの公園
にて、『東日本大震災復興チャリティーラ
イブ』
が開催されました(主催:スペース
モナーク、後援:けやきの公園、協力:板
橋区社会福祉協議会)。ソロやデュエット、そしてピアノのメロデ
ィで、集まった皆さんと共に、楽しいひとときを過ごしました。
南三陸町からは、被災された武道家の西條さんが来園され、震災の
状況についてお話をして下さいました。
震災に見舞われた方々の一
日も早い復興を願い、集まった皆様から募金をしていただき、僅か
な時間でしたが
総額78、811円が集まりました。
この募金
を
西條さんにお渡しし、会場にいた皆様から
大きな声援の拍手が送られました。
当日ご協力下さった皆様の気持ちが被災地
の皆様に届くことを願っております。
Vol.31
ムラサキケマン[紫華鬘]
ケシ科、2年草。草丈20〜50cm、花期:4〜6月
葉互生、場所:やや湿った明るい林の中やへりなど
分布:日本各地、朝鮮、中国
全体がやわらかく、傷つけるとやや悪臭がある。
葉は2〜3回羽状に細かくさける。花は、長さ約1,5cm
で茎の上部に総状につき、紅紫色。まれに白花もある
刮ハは1,5センチほどの狭長楕円形、華鬘とは、花鳥
や天女を透かし彫りにして仏堂の欄間に装飾として
かけた金銅製の仏具の一種。花がたくさんぶら下がった様子が華鬘に似ているところが名前
の由来。和名はケマンソウの仲間で花が紫色のため。初夏の蝶、ウスバシロチョウの食草で
もある。
ウラシマソウ[浦島草]
サトイモ科、多年草。草丈40〜50cm、葉根生
花期:3〜5月、分布:北海道〜九州
場所:林や竹やぶ、土手など
果実は球形、葉はふつう1個、根生し、11〜17個の
小葉からなる。鳥足状複葉。仏炎苞は長さ10〜20cm、
仏炎苞とは花序をつつむ大形の総苞のことで形が仏
像の光背に似ているのでこのように呼ばれる。サト
イモ科だけの独特の総苞で、ミズバショウの白い花
も同じ仏炎苞。花序の先の付属体は紫黒色で長さ60センチもある。
和名は仏炎苞から長く
のびているのを浦島太郎が釣り糸をたらしている姿に見立てたもの。花序は肉質の太い中軸
に花びらも萼もない小さ
な花がびっしりとつくのを肉穂花序という。
カラスノエンドウ[烏野豌豆]
マメ科、つる性の2年草。草丈30〜50cm、葉互生
花期:3〜6月、場所:公園、道端、庭、畑など
分布:本州〜沖縄
別名、ヤハズエンドウ、花は長さ約1,5cmと小さいが
紅紫色でとても美しい。豆果が実る頃には茎葉1,5mに
もなる。熟した豆果は長さ3〜5cmでさやが真っ黒なた
めカラスの羽に例えられたもの。1対のさやは互いに
逆方向にねじれ、その勢いで種子が飛ばされる。葉の
付根に三角形の黒い托葉がある。花外蜜腺と呼ばれ蜜を分泌するため、よくアリが群がっ
ているのが見られる。
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