vol.138

平成24年01月02日

Vol.137/Vol.139

花作りグループさくらの会 斉藤ツヤ子

新しい年を迎えられたことに感謝申し上げます。
国難の一年が過ぎ、本格的な復興が進まない中で、いまだに
避難先で不自由な生活に耐えている皆様に心よりお見舞い申し
上げます。
年が変わった今でも、3,11の大震災は地震と津波の恐ろしさ
を日本中の人々に突きつけられた思いが強くなるばかりです。
未曾有の被害を残したあのときの衝撃を消し去ることなど出来
ないでしょう。私たち一人ひとりに覚悟を問われているような気が
します。
毎年行われるけやきの公園での『防災体験大会』も今後、防災
機能に改良を加えながら、災害を意識した大会に発展させて継
続していけたらと思います。
けやきの公園には〈自然との共生〉〈住民との交流〉〈防災の拠
点〉という三つのコンセプトがありますが、もう一度自然の脅威に
向き合い自然との共生を学びあうきっかけ作りにつなげて公園を
居場所から要場所(いばしょ)作りをめざして参ります。
けやきの公園の清掃と花壇作りを続けて12年になります。年月
の捉え方は人によって違いますが、けやきの仲間には、「あっとい
う間」の12年間でした。その間には多くの学びがありました。
ランティアの心や「人のあり方」「人のやさしさ」何より「人との絆」
の大切さを学ばせていただきました。
人との出会いに喜び、別れにはとても悲しみ、楽しい時には皆
で笑いあいながら愉快な12年を共有することができました。
これからも、多くの皆様のご助言、ご指導をどうぞよろしくお願
いいたします。

 
けやき[欅]

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